[人間の在りか]

私たちの在りかはどこにあるのだろうか。
私たち人間は陰と陽の狭間で揺れ動く陽炎のように、その心もまた掴み所の無い幻影のように。
しかしそこには確かな人間という姿があり、個々に異なった姿を所有する。
人間を陰のように単純化した時、初めてその「在りか」が視えてくる。
陽に照らされた陰は色彩を持たず、主張せず、静寂の中に潜む答えのようでならない。
しかしまたその陰は陽の目を浴びないと姿を表すことは無い。矛盾の中で成り立つ「人間の在りか」はどこにあり、
どこへ向かってゆくのだろうか。物質(展示物)を通してその問いに答えることを試みたいと思う。
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